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労働者の管理① 一定以上の任意保険に加入している場合にのみ自家用車での通勤を認めているが、問題はない?

2013年11月20日 労働

A 原則として問題はない。むしろ、任意保険未加入の自家用車での通勤を認めている方が危険が大きい。

 東京や大阪の都市部のような交通網の発達した地域ではともかく、自動車がなければ生活に支障が生じる地域は多々あります。このような地域では、自動車通勤を認めないと通勤自体が困難になるということで、会社敷地内や付近に駐車場を用意するなどして自家用車での通勤を認めている会社は多いと思いますが、交通事故が生じた場合に備えて一定額以上の任意保険加入の場合にのみ自家用車での通勤を認めるという対応は、特定の従業員に対する不当な差別目的があるなど特殊な場合を除き、基本的に適法です。
交通事故の責任について、事故を起こした従業員本人が責任負うのはもちろんですが、自家用車の業務使用を許していた場合はもとより、通勤にのみ自家用車使用を認めている場合で通勤中に交通事故が生じた場合でも、会社に対し損害賠償請求がされることがあります(会社への請求が認められた裁判例も存在します)。
自家用車での通勤を会社が管理することはむしろ積極的に行うべきであり、任意保険の加入だけでなく、保険証書の写しの提出や通勤経路の申告などを求めることは会社のリスク回避という意味でも望ましいといえるでしょう。



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