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有給休暇⑤ Q 有給休暇の申請をせずに欠勤していた従業員が,後日欠勤していた日を有給休暇扱いとしたいと言って来た。必ず応じなければならないか。

2013年8月14日 労働

A 有給休暇は事前の申請が必要ですので,欠勤の事後の有給転換は会社が応じることは自由ですが,必ず応じなければならないものではありません。

 多くの企業では,就業規則で有給休暇の取得方法について規定を置き,事前の申請が必要とされていると思われます。
有給の取得には事前申請が必要であると法律上考えられており,就業規則でこのような事後申請を当然に認めるような規定を置いていない限り事後申請を認めるか否かは会社の裁量によることになります。
 というのも,有給休暇は原則として労働者が指定した日に取ることができますが,業務の都合上どうしても必要がある場合,会社が別の日に変更することが法律上認められており(時季指定権),事後申請では会社の時季指定権を行使することができなくなることから,法律は事前申請を前提としていると考えられているためです。
 一般的には急病等の正当な理由で事前申請が困難な場合には,出勤前の連絡や後日の診断書の提出などにより事後申請を認める会社が多いようですが,常に事後の有給取得を認めなければならないというものではありません。正当な理由もなく欠勤した場合,有給消化が認められなければ通常は無断欠勤ということになりますので,会社の規則に従い欠勤分の給与を不支給とする,場合によっては懲戒処分を行うなどの対応をすることになります。



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